著作権相談員養成研修修了しました

 

行政書士の業務のひとつに、「知的財産権の保護・利用」というものがあります。

 著作権は、特許権や商標権と異なり、出願・登録することなく著作物の創作によって自然に発生しますが、著作権譲渡の際の対抗要件具備などのため、著作権法上登録制度が用意されています。

 文化庁への登録申請業務は、行政書士の専管業務となっています。

 また、著作権管理ビジネスを行う際の事業者登録を著作権等管理事業法に基づいて行います。
 全国6,100名余りの著作権相談員を通して、また、不正商品対策協議会(ACA)や一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)等と連携して著作権を含む知的財産権の保護・啓蒙活動を行っています。

 2019年には国立大学法人山口大学、一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会、日本行政書士会連合会が三者協定を締結し、著作権教育にも取り組んでいます。

 他方、農業分野における知的財産権業務として「品種登録制度」があり、植物新品種登録者に育成者権が生まれます。

 この新品種を保護する制度により、多様な新品種の育成が活発となり農業の発展につながっています。
農林水産省への品種登録制度の支援も行政書士が行っています。

 また、地域には長年にわたり培われた特別な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性により、高い品質と評価を獲得するに至った産品の登録申請並びにこれら産品のうち、品質、社会的評価その他の確立した特性が、産地と結び付いている産品について、その名称を知的財産として保護する制度が「地理的表示(GI)保護制度」であり、この制度の確立支援も行っています。

日本行政書士連合会 知的資産・知的財産

 昨年末までにe-ラーニング講座を受講してあったのですが、1月が思いのほか忙しかったため2月の3連休を使って効果測定を受ける予定でいました。2月29日までに受けなければならなかったので、12日までのどこかで受ける準備をしていました。

無事修了しました

 e-ラーニング講座で配布されている教材とVODをまず一周してた後、ひととおりの復習にメモを作って条文を確認しました。VODで使われる資料だけではなく、他にもいくつか配布されている資料にもきちんと目を通すことをおすすめします。基礎的なもの以外にも出題されますが(捻ったものもありました)、まずは基礎固めをしておけば大丈夫かなと思います。

 出題は30題(30点)、合格は7割以上(21点以上)です。VODはちょっと時間かかるので、私は少しずつ受講しました。だいたい4月くらいに開講して2月末に期限がきますので、効果測定を忘れないようにご注意ください。ちなみに私は3問間違えてしまいました。

 著作権相談員に名簿に掲載されるのは4月以降かなと思います。まずは著作権相談員のカードがくるのが楽しみです。

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