行政書士試験の教材の使い方

昔、資格試験の受験勉強をしていたときに思い切り間違っていた勉強方法があります。

時間を無駄にしないで!

自作ノートを1から作るのはやめよう

今考えると本当に、本当に無駄な行為でした。どういうことかといいますと、基本的に参考書という市販のテキストがそもそもノートなんですよね。そうだとすると、1から見出しを書いて色をつけてとかしてるのは本当に無駄でしかなくて、テキストを買った時点であなたはもうノートを手に入れたと同じわけです。

ただし、注意しなければならないことがあります。すべてのテキストにいえることですが、完璧なものはないと思ってください。例えば、「LECのテキストに載ってるのにTACのには載ってない」と「TACのテキストに載ってるのにLECのテキストには載ってない」というのは往往にして起こりえることです。

そういう意味合いで完璧なものは存在しません。だからと言ってそう何冊も買う必要はありません。あっても2冊程度で十分かと考えています。たとえば問題集で間違えた部分や苦手な部分を余白に書き込んで仕舞えばいいのです。

なぜテキストをノート化するか

資格試験受験において最も重要なのが演習(過去問題などを解く)なら、次点で重要なことは「情報を一元化しておくこと」です。試験前にあれもこれも見直す時間はありませんし、とにかく焦りますから。ひとつ「これだ!」というものを自分で作っておくことは安心材料にもなります。

直前期に自分の弱点部分を何度も何度も何度も見直すこともできます。ちなみに私はテキストではなく、六法に書き込んで直前期は最後まで六法で条文を読み込みました。そのおかげで記述問題が解けたようなものです。そういうアンチョコのようなものは最終的に自分を支えるものになります。

ですから、自作ノートを1から作っている方がいたら一度振り返ってみましょう。今、ノートを1から作っている人は手元のテキストをノートにしてみましょう。そして、そのノート代わりのテキストで調べ物をし、書き込みをし、自分好みに育てていってください。もちろんテキストではなく、六法でも構いません。

使うのはあなた自身です。他の人に見せる必要もなければ、作ることで満足するものでもありません。綺麗でなくて全然いいんです。あなただけのノートを育てていきましょう!なお、初学者の方は最初からマーカーで線を引くのは控えてください。最初は全部が大事に見えてしまってマーカーだらけになりがちです。

アウトプットをしっかりと

なによりも、アウトプットを重視しましょう。過去問題や問題集を使い、そこで間違った問題や苦手な部分をしっかり把握することが重要です。何度も過去問をやっていれば、同じ問題や類似問題にひっかかることもわかってきます。アウトプットをおろそかにしたら試験を突破するのは難しいです。

どんなものが頻出問題なのか、慣れるためにもできる範囲でたくさんこなしましょう。すきま時間にアプリで問題を解いたり、覚えられない部分をスマホでメモしたり画像にしたりして触れる時間をつくって習慣化することが大事です。もっとも、テキストや問題集を電子書籍で利用するのも有効ですが、私はやっぱり紙派です。

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