行政書士試験の勉強方法について

令和最初の試験の記述問題を見て感じたことと、自分が合格した年に感じたことをまとめてみます。

記述問題の対策

私が合格したときの記述の得点は56点/60点でした。今年だいぶ苦戦した方が多かったようですので、どんな勉強法をしていたのか?などを書いてみようと思います。

SNSを見ていたら、『第三者のための契約』なんて知らない!という感想を見かけました。実際、あんまり参考書には掲載されていないのではと思います。私は参考書をメインに勉強していなかったので、記述問題については特別に対策はしていません。

まずは慣れましょう

私はもともと法律の勉強をしていたのもあり、参考書以外に六法を使って勉強をしていました。行政書士六法でもいいと思いますが、有斐閣さんのポケット六法や判例六法に慣れていたのでポケット六法を使っていました。使い方としては択一式の問題はの勉強をしたときに、必ず条文を引いてチェックをつけていました。問題のたびに何度も繰り返し六法の条文にあたっていきました。

憲法・民法・行政手続法・行政不服審査法・行政訴訟法・国家賠償法等…人によっては合わないこともあろうかと思います。できる方はぜひやってみて欲しいです。特に民法についての記述問題は条文そのままの出題が多い印象です。また、参考書は『法律の条文の説明書』だからです。

「知らない」で終わらせないために

なぜ条文を読むことを勧めるかというと、行政書士が取り扱う業務をこなすときに特別法にあたる必要があるからです。法律の読み方がわからないままでも合格さえすれば良いのであれば確かにそれもひとつの考え方かなとは思います。民法と行政法については読んで損はないと思います。会社法は条文数が多いことと慣れていないとものすごく面倒なこと、コスパが良くないので全部まくるというのはしなくてもいいかなとは感じます。

おおきな意味をもちます

私が合格したときの問題は3問とも条文そのままでした。今なら少し時間があると思います。来年の受験を考えている方は是非一度条文を読みながら過去問題と照らし合わせてみてはどうでしょうか?条文すべてが出るわけではなく、出やすい部分というのはあるので過去問を見ていくとその差もわかってくると思います。では本日はこのへんで。誰かのお役に立てたら嬉しいです。

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