普通自動車　変更登録の方法

　車検証の所有者欄に書かれている人の住所が変わったり、結婚で苗字がかわったといった際に必要になる手続きです。また、所有者はそのままで家族が使用者になるような場合も変更登録が必要になります。今回は、普通自動車の必要書類をご説明していきます。

個人の自家用車についての説明になるので、ご注意ください。

どんなときに手続きが必要になるか

所有者はそのままで、その所有者の住所などを変更する場合

たとえば引っ越しで住所が変わったり、結婚や離婚で姓が変わった場合にはその出来事があった日から15日以内に車検証に記載されている内容の変更手続きをする必要があります。
　また、引っ越しで管轄の陸運局が変更になる場合はナンバーも変更しなければなりませんので住民票を移したらすぐに手続きをしましょう。

所有者と使用者を別の人に変更する場合

たとえば家族間で使用者だけを変更する場合に、車検証に記載されている使用者名部分の内容の変更手続きをする必要があります。これは名義変更（移転登録）とは違って、所有者はそのままです。手続きの際には所有者の同意が必要です。
　所有者と使用者の住所が違う場合や本拠の位置が変わることで管轄の陸運局も変わる場合はナンバーの変更が必要になります。こちらも出来事があった日から15日以内に車検証の内容の変更の手続きをしましょう。

手続きをする場所

　手続きについては、 使用者の方が新しくお車をお使いになる場所（使用の本拠の位置）を管轄する運輸支局等でおこないます（全国運輸支局等一覧/自動車検査登録総合ポータルサイト）。住所変更などにより、自動車の使用の本拠の位置が変わる場合はまず車庫証明を取得する必要がありますので、管轄の警察署に作成した書類を提出してください。

必要な書類

所有者はそのままで、その所有者の住所などを変更する場合

持参するもの
　・車検証の原本
　・住民票・戸籍謄本・抄本等←必ず新旧住所等の移り変わりの記載があることを確認してください
　　（発行後３ヶ月以内、マイナンバーの記載がないもの、引越しが２回以上の場合は住民票（除票）または戸籍の附票も必要になることがあります）
　・自動車保管場所証明書（車庫証明のこと、管轄する警察署に申請・証明の日から４０日以内のもの）
　・管轄が変わる場合はナンバープレート
　・代理の人が申請しに行く場合は所有者の委任状（印鑑は不要です）
窓口でもらうもの
　・自動車検査証記入申請書（ 申請書（第１号様式））

所有者と使用者を別の人に変更する場合

持参するもの
　・車検証の原本
　・新しい使用者の住民票・戸籍謄本・抄本等←必ず新旧住所等の移り変わりの記載があることを確認してください
　　（発行後３ヶ月以内、マイナンバーの記載がないもの、引越しが２回以上の場合は住民票（除票）または戸籍の附票も必要になることがあります）
　・自動車保管場所証明書（車庫証明のこと、管轄する警察署に申請・証明の日から４０日以内のもの）
窓口でもらうもの
　・自動車検査証記入申請書（ 申請書（第１号様式））

手続き

　住所変更や使用者の変更で使用の本拠の位置（駐車場など）が変わる場合は、まず車庫証明を取得しましょう。また、管轄が変わる場合でナンバーが変わる際に希望ナンバーなどが欲しい場合も先にその予約が必要です。

　車庫証明（・希望ナンバーなどが必要な場合は希望番号予約済証）が取得できたら、運輸支局で手続きをします。自動車検査証記入申請書（ 申請書（第１号様式））と手数料納付書は陸運局にありますので、その場で記入できます。その他の書類を準備し、陸運局の窓口に提出してください。

　新しい車検証が渡されます。管轄が変わる場合は、新しいナンバープレートもともに渡されます。直接陸運局に自動車を持ち込めば係員が新しいナンバーを取り付けてくれます（封印）。代理人に手続きを依頼し、自動車を持ち込まない場合は出張封印を依頼することで自宅や駐車場に自動車を置いたままナンバーを交換することが可能です。封印は、資格を持った者のみができますので、ご自身でおこなったりしないでください。

　また、使用者の変更の手続きをするときに所有者の情報の変更をまとめて済ませたい場合は、所有者の住民票（マイナンバーの記載のない、発行から３ヶ月以内の原本）も同時に提出することが必要です。

費用

　手数料印紙（検査登録印紙）代が３５０円になります。内容の変更とともに管轄が変わる場合はナンバープレートの交換が必要になるため、ナンバープレート代が必要になります（ナンバープレート費用について）。また、車庫証明にも別途手数料が必要になります。

自動車検査登録総合ポータルサイトもご利用ください

　氏名・住所・使用の本拠の位置等の変更はこちらからご覧ください。